山地の地形

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山地・山脈

褶曲山脈

地殻内の圧力によって地層が波状に曲がることを褶曲しゅうきょくと呼びます。
褶曲した地層で形成された山脈を褶曲山脈と呼び、アルプス山脈やヒマラヤ山脈などの新期造山帯の山脈が該当します。
褶曲の図解
褶曲

断層

圧力が加わったことによる地盤の割れ目を断層と呼びます。
断層にさらに圧力がかかり、割れ目にずれが生じます。
正断層型
逆断層型
アパラチア山脈の断層
このような断層の動きで、次の地形が形成されます。
  • 断層山地
    断層の動きで生じた山地
    断層山地のうち、両側または周囲を断層崖にはさまれた山地を地塁(地塁山地)と呼称
    断層山地のうち、片側のみが断層崖である山地を傾動山地と呼称
  • 地溝(断層盆地)
    両側を断層崖にはさまれた低地
断層地形

地塁(地塁山地)

古期造山帯のテンシャン山脈は代表的な地塁山地です。
この山脈は古期造山帯の山脈ですが、断層に圧力が加わり、再度隆起して急峻です。

地溝(断層盆地)

アフリカ大陸のアフリカ大地溝帯は代表的な断層盆地です。
アフリカ大地溝帯

火山

火山の形成

火山は、地中のマグマが地表に噴出して形成されます。
マグマが地表へ噴出する理由は、狭まる境界や広がる境界で異なります。
マグマ
マントルの一部が融解したもの

狭まる境界

海洋上の狭まる境界
海洋上の狭まる境界では、沈み込むプレートが海水を運び、マントルの融点が下がってマグマが形成されます。
マグマが形成される位置は、海溝が形成される位置よりも、さらにプレートが沈み込んだ先です。
そのため、マグマが噴出して火山が形成される位置は、海溝と重なります/重なりません。
海溝に沿って形成された火山のうち、最も海溝側に近いもの同士を結んだ線を火山前線(火山フロント)と呼びます。
海洋上の狭まる境界
大陸上の狭まる境界
大陸上の狭まる境界では、マグマが地表へ噴出しないため、火山が分布します/分布しません。

広がる境界

海洋上の広がる境界
海洋上の広がる境界では、海底に山脈が形成されます。
これを海嶺と呼び、一部には火山(海底火山)が分布します。
海洋上の広がる境界
大陸上の広がる境界
大陸上の広がる境界では、火山が形成されます。
陸上の広がる境界

ずれる境界

ずれる境界では、マグマが地表へ噴出しないため、火山が分布します/分布しません。

火山の種類

名称 火山 火山
形態
岩質 玄武岩質 火山岩質 流紋岩質
粘性 小さい   大きい
具体例 キラウエア火山(ハワイ) 富士山(静岡県) 昭和新山(北海道)

ホットスポット

地球上には、プレートの境界以外にも、局所的に地下深くのマントルがマグマとなって上昇する場所が存在します。
このような場所をホットスポットと呼びます。
例えば、ハワイはホットスポットで形成された火山島です。
ホットスポットとハワイ島

火山活動に伴う地形

火山活動に伴い、次の地形が形成されます。
  • カルデラ
    火山の中心部に形成された大規模な凹地
    九州中央部の阿蘇山が有名
    カルデラに水が溜まったものがカルデラ湖
  • マール
    火口だけで山体がない地形
  • 溶岩台地
    粘性の小さい溶岩が大量に流出し、埋積してできた平坦な台地
阿蘇カルデラの地形図
溶岩台地

火山の分布

火山の分布は、新期造山帯の一部と重なります。
つまり、地震の分布とも重なります。
主な火山とホットスポットの分布
*ホットスポットはハワイのみ表示

注意が必要な場所

ヒマラヤ山脈
ヒマラヤ山脈は、大陸プレートと大陸プレートの狭まる境界で形成された褶曲山脈です。
新期造山帯に属し、地震が発生する変動帯に位置しますが、火山は分布しません。
デカン高原
インドのデカン高原は、玄武岩質の溶岩台地(大量の溶岩流で形成された平らな台地)です。
ただし、現在のデカン高原に火山は分布しません。
火山が分布しない場所
*誤解しやすい場所のみ