一問一答
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- 陽明学者熊沢蕃山を登用し、儒学にもとづく藩政改革を行った岡山藩主はだれか。
- 池田光政
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- 契沖が著わした『万葉集』の注釈書を何というか。
- 『万葉代匠記』
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- 三河の小大名出身で、小田原の北条氏の滅亡後、豊臣秀吉が東国の支配をまかせた人物はだれか。
- 徳川家康
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- 鎖国体制の完成によって、日本との長崎貿易を許された国を2つあげよ。
- オランダ・中国(清)
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- 糸割符制度で、輸入の特権が与えられた特定商人の構成員を何というか。
- 糸割符仲間
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- 和算の普及に業績を残した、江戸前期の人はだれか。
- 吉田光由
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- 漆器のうち、会津地方の名産である塗物を何というか。
- 会津塗
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- 征夷大将軍の職は、1605年に徳川家康の3男に譲られ、家康の子孫が継承することが世に示された。この3男とはだれか。
- 徳川秀忠
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- 天文・暦学に通じ、5代将軍徳川綱吉の時、幕府の天文方に任じられたのはだれか。
- 渋川春海(安井算哲)
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- 江戸時代中期から明治前期にかけて、北海道や東北の物資を日本海各地に寄港し、下関を廻って大坂などに輸送した船を何というか。
- 北前船
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- 江戸時代の銀貨は量目が不定で使用ごとに重さがはかられたが、このような貨幣を何というか。
- 秤量貨幣
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- 江戸時代の大名のうち、徳川氏の一門を何とよんだか。
- 親藩
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- 関ヶ原の戦いに前後して徳川家に臣従した大名を何というか。
- 外様
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- 将軍徳川綱吉は林家が上野忍ヶ岡に設けた孔子廟と私塾を、学問所として江戸の別の場所に移したが、これを何というか。
- 湯島聖堂
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- 1669年に、アイヌの首長が松前藩と戦闘におよんだが、この戦いを何というか。
- シャクシャインの戦い
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- 強力な領主権を持つ将軍(幕府)と大名(藩)が、土地と人民を統治する支配体制を何というか。
- 幕藩体制
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- 18世紀前半までには、多くのアイヌとの交易対象地は和人商人の請負となったが、この制度を何というか。
- 場所請負制
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- 3代将軍徳川家光が幕府の財力を投じて建立した、祖父家康をまつる華麗な霊廟を何というか。
- 日光東照宮
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- 手回しの翼でおこす風によって、籾がらや塵芥を箱外に飛ばす選別農具を何というか。
- 唐箕
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- 本草学の初期の学者で、朱子学者としても独自の哲学を持ち、教育面でも業績を残したのはだれか。
- 貝原益軒
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- 人形浄瑠璃が元禄時代に最盛期を迎えたのは、諸流を集大成して新しい節付けの語りを行った語り手(音曲家)が出たことによる。この語り手はだれか。
- 竹本義太夫
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- 1614年に、マニラに追放されたキリシタン大名をあげよ。
- 高山右近
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- 吉田光由の数学・そろばんの普及に功績のあった著書をあげよ。
- 『塵劫記』
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- 桂離宮の茶室風の建築様式を何というか。
- 数寄屋造
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- 1690年に発見され、大坂泉屋(住友家)が経営した江戸時代最大の銅山を何というか。
- 別子銅山
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- 大坂と江戸の野菜・果実卸売市場をそれぞれ何というか。所在地名をつけて答えよ。
- 天満青物市場・神田青物市場
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- 江戸時代の百姓のなかで基本的な階層は、検地帳に登録された田畑屋敷を持ち、耕作に必要な用水権・入会権などを有する年貢負担者であった。この百姓を何というか。
- 本百姓
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- 元禄期を中心に活躍した上方の歌舞伎俳優で、恋愛を主とする和事の名人といわれたのはだれか。
- 解答
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- 大坂と江戸の間の航路を何というか。
- 南海路
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- 幕府の歌学方にも任じられ、『源氏物語』や『枕草子』の平明な注釈書を著わし、作者の意図をありのまま知ろうとしたのはだれか。
- 北村季吟
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- 街道に荷物の輸送や宿泊のため、2~3里ごとに設けられたものを何というか。
- 宿駅(宿場)
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- 1616年に、幕府は貿易統制のためヨーロッパ船の来航地を限定したが、その2港をあげよ。
- 平戸・長崎
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- 江戸時代に本百姓が負担した税で、山林などからの収益や産物収入などを対象とした雑税を何というか。
- 小物成
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- 諸藩や旗本領内で発行・通用させた紙幣を総称して何というか。
- 解答
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- 徳川家光の子で、館林藩主から5代将軍に就任したのはだれか。
- 徳川綱吉
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- 江戸時代の多くの村は50戸前後の自然集落であった。領主はこれを行政単位として、村の役人を通じて村を支配したが、この村の役人を総称して何というか。
- 村方三役(村役人)
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- 藤原惺窩の弟子で徳川家康に仕え、さらに4代将軍徳川家綱の代まで将軍の侍講となり、また幕政にも参与した儒者はだれか。
- 林羅山
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- 灌漑用水の自主管理や山野などの共有地管理などがあったが、この村の共有地を何とよぶか。
- 入会地
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- 俳諧の作成を推進したのは江戸時代初期の貞門派であったが、貞門派の祖といわれるのはだれか。
- 松永貞徳
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- 将軍徳川綱吉に仕えた林家の人で、儒学を仏教から分離させたのはだれか。
- 林信篤(鳳岡)
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- 江戸幕府の職制のうち、朝廷の監察や連絡、西国大名の監視などにあたった要職を何というか。
- 京都所司代
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- 幕府の非常時に、老中の上位におかれた幕府の最高職を何というか。
- 大老
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- 東廻り海運・西廻り海運を17世紀後半に開いた商人はだれか。
- 河村瑞賢
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- 京都の人で『論語』『孟子』などの原典にあたり、その批判を通じて直接聖人の道を正しく理解すべきであるとして、古義学を提唱したのはだれか。
- 伊藤仁斎
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- 中国の明・清時代にとられた交易統制政策で,冊封を前提とする諸国の王との朝貢貿易のみに限定し、中国人の海外渡航・交易も禁じた政策を何というか。
- 海禁政策
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- 江戸時代初期、イギリスやオランダは、日本との貿易のための商館をどこに開設したか。
- 平戸
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- 中山道の関所は木曽福島関とあと一つはどこか。
- 碓氷関
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- 江戸時代に土佐・志摩・薩摩・伊豆などで行われた釣漁は何か。
- 鰹漁
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- 朝鮮との貿易は、1609年に、対馬の宗氏と朝鮮との間に通商条約が結ばれて始まった。この条約を何というか。
- 己酉約条
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- 江戸幕府の職制のうち、政務を統轄していた常置の最高職を何というか。
- 老中
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- 江戸時代に九十九里浜で行われた地曳網漁は何か。
- 鰯漁
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- 黄檗宗を伝えた明の僧侶とはだれか。
- 隠元隆琦
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- 奉行支配地以外の直轄地の民政は、勘定奉行の支配下の職がそれにあたった。そのうちでおよそ10万石以上の地を担当した職を何というか。
- 郡代
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- 関ヶ原の戦い以前から徳川氏に臣従していた大名を何というか。
- 譜代
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- 徳川綱吉の館林時代からの側近で、文治政治を推進し、のちには大老格となった人物はだれか。
- 柳沢吉保
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- 元禄のころ、さび・しおりなどを理念とする幽玄閑寂の俳諧を確立したのはだれか。
- 松尾芭蕉
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- 江戸幕府が出した寺院法度では、宗派ごとに中心寺院の地位を保障してその統制下の寺院を組織させた。この制度を何というか。
- 本末制度
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- 糸割符仲間は、のちに江戸・大坂の商人が加えられたが、これらの特定商人たちを総称して何とよんだか。
- 五ヵ所商人
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- 老中を補佐し、旗本・御家人の監督を行う職を何というか。
- 若年寄
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- 1600年に、豊後臼杵湾に漂着したヨーロッパの船名をあげよ。
- リーフデ号
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- 有田焼の上絵付の技法を完成させた人物をあげよ。
- 酒井田柿右衛門
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- 朝鮮図書をはじめとする対外図書に、それまで用いられた大君ではなく、新たに用いられた将軍の称号は何か。
- 日本国王
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- 荻原重秀の意見により、貨幣の改鋳をして発行された金銀貨を総称して何というか。
- 元禄金銀
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- 新井白石が将軍徳川家宣に進講した日本通史の講義案で、独自の時代区分を行った歴史書を何というか。
- 『読史余論』
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- 江戸幕府が文治政治へ転換したのは、何という将軍の時か。
- 徳川家綱
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- 江戸時代初期、海外貿易を盛んにするために幕府が発行した渡航許可証を何というか。
- 朱印状
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- 蔵屋敷に集められた米や特産物を総称して何というか。
- 蔵物
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- 江戸時代の税で、街道筋の村々の農民に課せられた公用交通の運送補助の負担を何というか。
- 伝馬役
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- 1624年に幕府が来航を禁じたのは、どこの国の船か。
- スペイン
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- 本田畑に五穀(米・麦・黍・粟・豆)以外の作物を栽培することを禁じた、江戸幕府の法令を何というか。
- 田畑勝手作りの禁
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- 肥前鍋島藩で始まった、釉をかけて高温で焼き、その上に模様や絵を描き、低温で焼く上絵付の技法を完成してその名を高めた磁器を何というか。
- 有田焼
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- 新井白石の展開した政治を何というか。
- 正徳の治
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- 江戸時代の銭貨は民間請負のかたちで鋳造されたが、この鋳造所を何というか。
- 銭座
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- 徳川家康の時代に鋳造された良質の貨幣で、元禄時代に改悪されたものを総称して何というか。
- 慶長金銀
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- 紫衣事件後に皇位についたのは、2代将軍徳川秀忠の娘和子との間に生まれた娘であったが、何天皇か。
- 明正天皇
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- 各藩において,大名が家臣に禄高にあたる一定の領地を与え、その領民支配を認める制度を何というか。
- 地方知行制
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- 村方三役のうち、村民代表を何というか。
- 百姓代
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- 16世紀以後に開発され、戦国大名の争奪が激しかった島根県の銀山を何というか。
- 石見大森銀山
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- 直参のうち、給与である蔵米を支給されていた下級家臣を何というか。
- 御家人
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- 越後屋という呉服商などで財をなし、両替商にも従事するようになった江戸の商家をあげよ。
- 三井家
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- 江戸幕府は諸大名や旗本に、石高に応じて人馬や武器類の保有を義務づけ、戦時にはこれらの兵馬をひきつれて参加させた。これを何というか。
- 軍役
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- 17世紀末から各地に見られた、有力な都市商人が資金を投下して大規模な治水工事などを行い、開発した新田を何というか。
- 町人請負新田
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- 1697年に刊行された宮崎安貞の農学書名をあげよ。
- 農業全書
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- 賤民のうち、皮革処理や牢屋の牢番・行刑役などを主な生業とした者を何というか。
- かわた(えた)
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- 豊臣秀吉の武将の一人で、関ヶ原の戦いでは東軍に属し、広島城主となったが、のちに居城を無断で修築したことを江戸幕府にとがめられ、領地を没収されたのはだれか。
- 福島正則
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- 三奉行のうち、旗本から選任され、幕領の租税徴収や、関八州の公私領や全国の幕領の訴訟を担当したのは何か。
- 勘定奉行
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- 18世紀から広まった問屋商人が原料・器具を家内生産者に前貸し、その生産物を買い上げる生産形態を何というか。
- 問屋制家内工業
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- 大坂と江戸の魚市場をそれぞれ何というか。所在地名をつけて答えよ。
- 雑喉場魚市場・日本橋魚市場
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- 江戸幕府は本百姓の没落を防ぎ、年貢徴収高を維持するために、田畑の売買を禁止する法令を出した。この法令名をあげよ。
- 田畑永代売買禁止令
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- 奈良地方名産の麻布を何というか。
- 奈良晒
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- 江戸幕府3代将軍で、幕府の支配体制を確立した人物はだれか。
- 徳川家光
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- 三奉行が専決できない重大事や管轄のまたがる訴訟などは、三奉行に老中などを加えて最高司法機関を構成して処理したが、この機関を何とよんだか。
- 評定所
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- 紫衣事件の時、幕府に抗議し、出羽に配流された大徳寺の僧侶はだれか。
- 沢庵
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- 文治政治を推進した柳沢吉保の役職名をあげよ。
- 側用人
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- 1673年に、零細農民の増加を防ぎ、年貢の確保のために土地の分割相続についての制限令を出した。これを何というか。
- 分地制限令
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- 江戸時代初期に、対日貿易で巨利を得ていたポルトガル商人の日本への最大の輸出品は何か。
- (中国産の)生糸
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- 山鹿素行が朱子学を批判し、古学を主張した書物を何というか。
- 『聖教要録』
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- 17世紀初めより江戸と大坂を結ぶ航路に就航した廻船を何というか。
- 菱垣廻船
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- 三家の家名(藩名)をあげよ。
- 尾張・紀伊・水戸
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- 江戸幕府の直轄地を何というか。
- 幕領(天領)