一問一答
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- 足利尊氏の帰依を受けた臨済宗の僧は誰か。
- 夢窓疎石
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- 16世紀半ばの大内氏滅亡後、活動を活発化させた倭寇は、14~15世紀の倭寇と区別して何と呼ばれるか。
- 後期倭寇
*前期倭寇の構成員が日本人であったのに対して、後期倭寇の構成員は中国人であった。1588年、豊臣秀吉が海賊取締令を出して沈静した。
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- 惣百姓が惣村の警察権を行使することの名称は何か。
- 地下検断
自検断ともいう。
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- 佗茶をさらに簡素化して、後世の千利休に引き継いだ人物は誰か。
- 武野紹鴎
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- 鹿苑寺金閣の初層・中層は、何という建築様式か。
- 寝殿造
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- 1342年、足利尊氏が元に貿易船を派遣したのは、何という寺院の造営費調達が目的か。
- 天竜寺
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- 馬の背に荷物を載せて運搬した輸送業者の名称は何か。
- 馬借
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- 足利義満が建てた山荘の一部で、下図の建物の名称は何か。
- 鹿苑寺金閣
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- 応仁の乱は、下図のように2大勢力が対立した。Bに適する人物で、東軍の将として足利義尚を後援したには誰か。
- 細川勝元
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- 二条良基が編纂した、最初で準勅撰とされた連歌集の名称は何か。
- 『菟玖波集』
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- 一揆の具体的実力行使として、耕作を放棄して全員で他領へ逃げ込むことを何というか。
- 逃散
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- 雪舟の作で、四季の推移と共に変化する自然と、その中での人間の営みを描いた水墨画の名称は何か。
- 『四季山水図巻』
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- 1523年、2氏が日明貿易の主導権をめぐって衝突した事件の名称は何か。また、事件が起きた場所は次のA~Eのうちどれか。
- 事件…寧波の乱場所…B
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- 天秤棒に商品を下げた商人の名称は何か。
- 振売
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- 質屋と高利貸を兼ねる業者の名称は何か。
- 土倉
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- 日本で流通した明銭のうち、最も多く使用されたものの名称は何か。
- 永楽通宝
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- 3代将軍足利義満の庇護を得た父子は誰か。また、その父子が出た座の名称は何か。
- 父子…観阿弥・世阿弥座…観世座
*観阿弥・世阿弥の名をとって、彼らの出身の座は「観世座」と改称
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- 1350年から始まった幕府の内部抗争の名称は何か。
- 観応の擾乱
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- 座敷を飾る生花「立花」が確立され、その名手として池坊花道を創始した人物は誰か。
- 池坊専慶
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- 1457年のアイヌの蜂起を鎮めたのは何氏か。
- 蠣崎氏
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- 荘官の免職や年貢の減免を求め、惣百姓が徒党を組むこと、あるいは行動することを何というか。
- 一揆
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- 原則的に守護は京都に滞在して幕政に務めた。守護に代わって任国を統治した役職の名称は何か。
- 守護代
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- 金工の分野で技術を発達させた人物は誰か。
- 後藤祐乗
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- 南北朝の合体で、皇位が正統であると認められた天皇は誰か。
- 後小松天皇
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- 15世紀半ばに刊行された国語辞書の名称は何か。
- 節用集
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- 1年間に3種類の作物を順次栽培することの名称は何か。
- 三毛作
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- 約60年続いた南北朝の対立は、将軍が誰の頃に収束に向かったか。
- 足利義満
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- 刈敷・草木灰に加え、室町時代に利用されはじめた人糞尿を肥料としたものの名称は何か。
- 下肥
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- 後醍醐の登場から南北朝の動乱を3部構成で記述した歴史書の名称は何か。
- 『太平記』
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- 1390年、足利義満は美濃・尾張・伊勢に支配を及ぼす守護を討伐した。この討伐事件の名称は何か。
- 土岐康行の乱
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- 為政者が借金の帳消し、債務の破棄を公認することを何というか。
- 徳政
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- 惣百姓の会議の名称は何か。
- 寄合
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- 1428年、将軍の代替わりを理由に起こった一揆の名称は何か。
- 正長の徳政一揆
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- 枯山水の代表作で、深い渓谷から流れ出た水がやがて川となって広がる様を表現した庭園がある。どの寺院の何という建物に属する庭園か。
- 大徳寺大仙院庭園
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- 足利義政と妻日野富子の間に生まれた子は誰か。
- 足利義尚
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- 江戸時代に、蠣崎氏は何氏と称したか。
- 松前氏
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- 将軍に近侍して芸能技術で奉仕した人々の名称は何か。
- 同朋衆
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- 大徳寺の禅僧で、反骨精神にあふれ、禅宗の腐敗を嘆き、大衆化に努めた人物は誰か。
- 一休宗純
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- 日明貿易は、倭寇・私貿易を抑えるために証票を使用した。このような貿易形態の名称は何か。
- 勘合貿易
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- 主に南北朝時代にあたり、動乱の緊張感を背景に歴史書や軍記物語が盛んに作られた文化の名称は何か。
- 南北朝文化
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- 『古今和歌集』の故実・解釈などを秘伝として、特定の者だけに授けることは何と呼ばれるか。
- 古今伝授
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- 川沿いに住んだ中世被差別民で、造園の分野で重要な役割を果たした者たちは何と呼ばれたか。
- 河原者
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- 1536年、法華一揆が延暦寺と衝突し、一時京を追われた事件の名称は何か。
- 天文法華の乱
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- 鵜飼いで得た鮎を売る女性商人の名称は何か。
- 桂女
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- 1485年、山城国の国人たちが、畠山氏の勢力を国外に退去させた一揆の名称は何か。
- 山城の国一揆
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- 宗氏が支配した国はどこか。
- 対馬国
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- 稲の収穫時期の差を示す品種の区別を、3つ全て挙げよ。
- 早稲・中稲・晩稲
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- 室町幕府の財政基盤の1つで、酒造業と高利貸を兼ねる業者から徴収した営業税の名称は何か。
- 酒屋役
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- 墨の濃淡と描線の強弱による墨一色の絵画の名称は何か。多くは禅の精神を具現化した作品であった。
- 水墨画
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- 連歌を和歌と対等の地位に高めた人物は誰か。
- 二条良基
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- 1338年、足利尊氏が就任した官職は何か。
- 征夷大将軍
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- 足利義教の時代に現れた日蓮宗の僧で、義教に改宗を迫る諫言をおこない、拷問を受けた人物は誰か。
- 日親
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- 足利義政が建てた山荘の一部で、下図の建物の名称は何か。
- 慈照寺銀閣
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- 応仁の乱は、下図のように2大勢力が対立した。Aに適する人物で、西軍の将として足利義視を後援したのは誰か。
- 山名持豊
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- 牛・馬に荷車を引かせる運送業者の名称は何か。
- 車借
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- 浜辺で海水を汲んで運び、灌水して砂に塩分を付着させる手順を踏む製塩方法の名称は何か。
- 揚浜
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- 初期の幕府は二頭政治であった。軍事指揮を担当する足利尊氏に対して、民事裁判を担当した人物は誰か。
- 足利直義
直義は兄尊氏の子「直冬」を養子にした。
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- 寺社に奉仕した座には、何という称号が与えられたか。
- 神人
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- 禅宗の思想を文学的な方法で表現した作品の総称は何か。
- 五山文学
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- 1419年、朝鮮が対馬を倭寇の本拠地と考えて襲撃した事件の名称は何か。
- 応永の外寇
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- 室町幕府の財政基盤の1つで、交通の要所(に設置された関所を通過する人馬や船、荷物などに対して徴収した税の名称は何か。
- 関銭
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- 灯炉供御人の本所(特権を与えている大本)はどこか。
- 蔵人所
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- 京都五山のうち、序列第1位の寺院の名称は何か。
- 天竜寺
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- 肥後・薩摩などに招かれた講義を開き、また、薩摩で朱熹の『大学章句』を刊行した人物は誰か。
- 桂庵玄樹
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- フランシスコ・ザビエルが「板東の大学」と評し、関東の学問の拠点であった学校の名称は何か。
- 足利学校
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- 加賀国に浄土真宗(宗派:一向宗)を布教した人物は誰か。
- 蓮如
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- 東山文化の特徴である、言葉で表せないほのかな余韻を何というか。
- 幽玄
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- 足利義政の弟で、当初次期将軍候補であった人物は誰か。
- 足利義視
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- 年貢の納入を惣村全体で請け負うことの名称は何か。
- 地下請
村請、百姓請ともいう。
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- 貨幣流通の円滑化を図り、撰銭を禁止した法令の名称は何か。
- 撰銭令
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- 1510年、日本人が朝鮮による特権制限を不満として起こした暴動事件の名称は何か。また、暴動事件が起きた場所は、下図A~Eのうちどれか。
- 事件…三浦の乱、場所…D
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- 4代将軍足利義持の死後、6代将軍となった人物は誰か。
- 足利義教
5代将軍足利義量は若死にし、再び4代将軍足利義持が将軍の座についていた。
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- 慈照寺銀閣の下層にみられる建築様式の名称は何か。
- 書院造
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- 蓮如が布教のために書いた、平易な文章で浄土真宗の教えを伝える手紙文の名称は何か。
- 御文
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- 水墨画の作画技術を大成した人物は誰か。
- 雪舟
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- 朝鮮からの主な輸入品で、日本人の衣類のあり方に大きな変化をもたらした原料は何か。
- 木綿
*朝鮮から日本へ運ばれた品は、木綿・大蔵経であった。反対に、日本から朝鮮に運ばれた品は、硫黄、琉球貿易で得た蘇木・香木であった。
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- 嘉吉の土一揆(徳政一揆)は、誰の将軍就任時に起きた「代始めの徳政」か。
- 足利義勝
*足利義勝は7代将軍
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- 能の隆盛につれて制作された彫刻は何か。
- 能面
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- 史料「一天下の土民蜂起す。(ア)と号し、(イ)、土倉、寺院等を破却せしめ、〔中略〕土民蜂起、是れ初めなり。」のア・イに適する語句はそれぞれ何か。
- ア.徳政イ.酒屋
「正長の土一揆」についての史料で、①「正長の土一揆」が歴史上はじめての徳政一揆であること②高利貸を営む酒屋・土倉が襲撃の対象にされたこと、以上2つをおさえておく。
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- 各地を遍歴して、武士・民衆に連歌を広めた人々は何と呼ばれるか。
- 連歌師
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- 守護の力が増大したことをうけ、荘園・公領では、年貢徴収を守護に請け負わせるようになった。このことの名称は何か。
- 守護請
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- 酒造と高利貸を兼ねる業者の名称は何か。
- 酒屋
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- 日朝貿易で日本側の窓口役を務めた守護は何氏か。
- 宗氏
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- 足利義満が山荘を建てた場所に由来する文化の名称は何か。この文化では公家文化と武家文化の融合が進み、禅宗など中国の影響も受けた。
- 北山文化
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- 室町幕府の立場で内乱を記述した歴史書の名称は何か。
- 『梅松論』
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- 1391年、「六分一殿」と称された守護が討伐された。「六分一殿」と称された守護の名前、および討伐事件の名称は何か。
- 守護…山名氏清事件…明徳の乱
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- 芸術的な正風連歌を確立した人物、およびこの人物が編纂した連歌集の名称は何か。
- 人物…宗祇連歌集…『新撰菟玖波集』
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- 室町時代の小歌の他、民間の童謡など310余首を収録する歌謡集の名称は何か。
- 『閑吟集』
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- 1416年、前関東管領で反乱を起こした人物は誰か。
- 上杉禅秀
乱の名称は、「上杉禅秀の乱」である。
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- 縄文文化以降も、蝦夷ヶ島では食料採取に頼る生活が続いた。このような蝦夷ヶ島の文化を何文化と呼ぶか。
- 続縄文文化
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- 演劇形態をとる田楽・猿楽の名称は何か。
- 能
*厳密には田楽能・猿楽能に分かれるが、田楽能は後に衰退した。今日に伝わるのは猿楽能のみ。
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- 室町幕府の財政基盤の1つで、質屋と高利貸を兼ねる業者から徴収した営業税の名称は何か。
- 土倉役
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- 雪舟の作で、秋冬の2幅で対になっている水墨画の名称は何か。
- 『秋冬山水図』
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- 鎌倉五山のうち、序列第1位の寺院の名称は何か。
- 建長寺
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- 幕府は、手数料を納めさせることで徳政の実行を認めた。この手数料の名称は何か。
- 分一銭
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- 水を用いずに砂・石で山水自然を表現する庭園の名称は何か。
- 枯山水
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- 茶と禅の精神とが結びつけられた茶の湯の一形式で、簡素な座敷・道具で精神的深さを味わうもののの名称は何か。
- 佗茶
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- 南北朝の動乱で、守護は国内の荘園・公領から年貢の半分を徴発する権限を獲得した。この権限を認めた法令の名称は何か。
- 半済令
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- 浄土真宗の門徒が結んだ一揆の名称は何か。
- 一向一揆
浄土真宗の別称は、「一向宗」である。
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- 足利義政に仕えた同朋衆の1人で、東山山荘の枯山水を造園した人物は誰か。
- 善阿弥
善阿弥は河原者でもあり、「大徳寺大仙院」の造園も手がけた。