一問一答
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- 足利義政に仕えた同朋衆の1人で、東山山荘の枯山水を造園した人物は誰か。
- 善阿弥
善阿弥は河原者でもあり、「大徳寺大仙院」の造園も手がけた。
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- 室町幕府の中央機関の1つで、将軍の補佐、および侍所・政所など諸機関の統括を務めた役職の名称は何か。
- 管領
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- 原則的に守護は京都に滞在して幕政に務めた。守護に代わって任国を統治した役職の名称は何か。
- 守護代
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- 建武式目発布で、事実上成立した幕府の名称は何か。
- 室町幕府
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- 茶と禅の精神とが結びつけられた茶の湯の一形式で、簡素な座敷・道具で精神的深さを味わうもののの名称は何か。
- 佗茶
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- 伊勢神道を背景に、南朝の正当性を主張した歴史書の名称は何か。
- 『神皇正統記』
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- 3代将軍足利義満の庇護を得た父子は誰か。また、その父子が出た座の名称は何か。
- 父子…観阿弥・世阿弥座…観世座
*観阿弥・世阿弥の名をとって、彼らの出身の座は「観世座」と改称
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- 室町時代に一般化した常設の小売店の名称は何か。
- 見世棚
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- 天竜寺造営を足利尊氏に勧めた人物は誰か。
- 夢窓疎石
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- 南北朝時代~室町時代初期に成立した、書簡形式(往来物)による総合的な教科書の名称は何か。
- 庭訓往来
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- 金工の分野で技術を発達させた人物は誰か。
- 後藤祐乗
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- 一揆が大規模化したもので、惣村同士が荘園・郷の枠を超えて徒党を組むこと、あるいは行動することを何というか。
- 土一揆
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- 五山十刹の人事などを司る管理職の名称は何か。
- 僧録
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- 神本仏迹説(反本地垂迹説)に基づき、唯一神道を確立した人物は誰か。
- 吉田兼倶
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- 川沿いに住んだ中世被差別民で、造園の分野で重要な役割を果たした者たちは何と呼ばれたか。
- 河原者
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- 1485年、山城国の国人たちが、畠山氏の勢力を国外に退去させた一揆の名称は何か。
- 山城の国一揆
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- 1428年に起きた土一揆の名称は何か。
- 正長の徳政一揆
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- 室町幕府の地方機関の1つで、鎌倉に置かれた機関の名称は何か。
- 鎌倉府
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- 蓮如が布教のためにひらかせた、門徒の集会の名称は何か。
- 講
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- 鎌倉時代末期からの、北海道以北を指す言葉は何か。
- 蝦夷ヶ島
*江戸時代には、「蝦夷地」と呼ばれた。
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- 日明貿易は、倭寇・私貿易を抑えるために証票を使用した。このような貿易形態の名称は何か。
- 勘合貿易
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- 1429年、三山を統一した王は誰か。また、三山のうちでどの勢力の王か。
- 王…尚巴志勢力…中山
*三山とは、北山・中山・南山であった。
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- 正長の土一揆(徳政一揆)以後に各地で発生した、実力で徳政を認めさせることの名称は何か。
- 私徳政
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- 田地をめぐる紛争時、所有権を主張して稲を一方的に刈り取る実力行為は何と呼ばれるか。
- 刈田狼藉
守護は刈田狼藉を取り締まる権限を獲得した。
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- 酒造と高利貸を兼ねる業者の名称は何か。
- 酒屋
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- 二条良基が編纂した、連歌の規則書の名称は何か。
- 『応安新式』
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- 『古今和歌集』の故実・解釈などを秘伝として、特定の者だけに授けることは何と呼ばれるか。
- 古今伝授
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- 和歌の上句・下句をそれぞれ別の者が詠む形式のものは何と呼ばれるか。
- 連歌
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- 1年間に3種類の作物を順次栽培することの名称は何か。
- 三毛作
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- 江戸時代に、蠣崎氏は何氏と称したか。
- 松前氏
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- 1429年、三山の統一後に建国された王国の名称は何か。
- 琉球王国
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- 主に南北朝時代にあたり、動乱の緊張感を背景に歴史書や軍記物語が盛んに作られた文化の名称は何か。
- 南北朝文化
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- 能の隆盛につれて制作された彫刻は何か。
- 能面
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- 日明貿易で中国から輸入した物品の総称は何か。
- 唐物
*明から日本へ運ばれた品は、明銭・生糸・陶磁器などであった。反対に、日本から明へ運ばれた品は、刀剣・銅・硫黄などであった。
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- 日本で流通した明銭のうち、最も多く使用されたものの名称は何か。
- 永楽通宝
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- 年貢の納入を惣村全体で請け負うことの名称は何か。
- 地下請
村請、百姓請ともいう。
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- 4代将軍足利義持の死後、6代将軍となった人物は誰か。
- 足利義教
5代将軍足利義量は若死にし、再び4代将軍足利義持が将軍の座についていた。
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- 鎌倉公方の補佐官の名称は何か。また、補佐官は何氏に世襲されたか。
- 補佐官…関東管領世襲…上杉氏
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- 大山崎油神人の本所はどこか。
- 石清水八幡宮
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- 1429年、守護赤松氏の家臣の国外追放を要求した土一揆の名称は何か。
- 播磨の土一揆
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- 488年、守護富樫政親を倒した一向一揆の名称は何か。
- 加賀の一向一揆
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- 上杉禅秀の乱が起きたとき、鎌倉公方を務めていた人物は誰か。
- 足利持氏
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- 雪舟の作で、秋冬の2幅で対になっている水墨画の名称は何か。
- 『秋冬山水図』
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- 鵜飼いで得た鮎を売る女性商人の名称は何か。
- 桂女
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- 加賀国に浄土真宗(宗派:一向宗)を布教した人物は誰か。
- 蓮如
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- 縄文文化以降も、蝦夷ヶ島では食料採取に頼る生活が続いた。このような蝦夷ヶ島の文化を何文化と呼ぶか。
- 続縄文文化
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- 朝廷に奉仕した座には、何という称号が与えられたか。
- 供御人
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- 灯炉供御人の本所(特権を与えている大本)はどこか。
- 蔵人所
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- 民間で鋳造した銭の名称は何か。
- 私鋳銭
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- 室町幕府の立場で内乱を記述した歴史書の名称は何か。
- 『梅松論』
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- 3代将軍足利義満は明への朝貢を決め、1401年に使節を派遣した。正使として派遣された人物は誰か。
- 祖阿
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- 惣百姓が惣村の警察権を行使することの名称は何か。
- 地下検断
自検断ともいう。
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- 将軍に近侍して芸能技術で奉仕した人々の名称は何か。
- 同朋衆
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- 宗氏が支配した国はどこか。
- 対馬国
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- 嘉吉の土一揆(徳政一揆)は、誰の将軍就任時に起きた「代始めの徳政」か。
- 足利義勝
*足利義勝は7代将軍
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- 惣百姓が守るべき規約の名称は何か。
- 惣掟
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- 牛・馬に荷車を引かせる運送業者の名称は何か。
- 車借
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- 日朝貿易で日本側の窓口役を務めた守護は何氏か。
- 宗氏
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- 1342年、足利尊氏が元に貿易船を派遣したのは、何という寺院の造営費調達が目的か。
- 天竜寺
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- 応仁の乱で盛んに活動した軽装の雑兵の名称は何か。
- 足軽
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- 南北朝の動乱で、守護は様々な権限を獲得していった。従来から守護がもつ基本的権限の総称は何か。
- 大犯三ヵ条
①京都大番役の催促②謀反人の逮捕③殺害人の逮捕、以上3つを指す。
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- 惣村の祭祀集団の名称は何か。
- 宮座
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- 室町幕府の財政基盤の1つで、質屋と高利貸を兼ねる業者から徴収した営業税の名称は何か。
- 土倉役
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- 朝鮮からの主な輸入品で、日本人の衣類のあり方に大きな変化をもたらした原料は何か。
- 木綿
*朝鮮から日本へ運ばれた品は、木綿・大蔵経であった。反対に、日本から朝鮮に運ばれた品は、硫黄、琉球貿易で得た蘇木・香木であった。
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- 鎌倉府の長官の名称、および初代長官の名前は何か。
- 長官…鎌倉公方初代…足利基氏
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- 9代将軍足利義尚に政道を説いた人物、および義尚の求めに応じてこの人物が著した政道書の名称は何か。
- 人物…一条兼良政道書…『樵談治要』
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- 一揆の具体的実力行使として、荘園領主のもとに大勢で押しかけることを何というか。
- 強訴
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- 木製の荷箱を背負う商人の名称は何か。
- 連雀商人
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- 座敷を飾る生花「立花」が確立され、その名手として池坊花道を創始した人物は誰か。
- 池坊専慶
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- 浜辺で海水を汲んで運び、灌水して砂に塩分を付着させる手順を踏む製塩方法の名称は何か。
- 揚浜
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- 足利尊氏の帰依を受けた臨済宗の僧は誰か。
- 夢窓疎石
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- 自国の商品よりも、主に他国Aからの輸入品を他国Bへの輸出品にする貿易形態の名称は何か。
- 中継貿易
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- 将軍の直轄領の名称は何か。
- 御料所
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- 刈敷・草木灰に加え、室町時代に利用されはじめた人糞尿を肥料としたものの名称は何か。
- 下肥
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- 楠木正成・新田義貞の戦死後、南朝は誰を中心に抗争を続けたか。
- 北畠親房
『神皇正統記』を著した。
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- 性格を変えた地頭、つまり国人は守護に家臣として仕えたり、時には国人同士で徒党を組み、守護に敵対したりした。
国人が徒党を組んで起こす抵抗運動の名称は何か。
- 国人一揆
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- 1438年、足利義教が鎌倉公方足利持氏を討伐した事件の名称は何か。
- 永享の乱
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- 侍所の長官「所司」は、4氏が交代で務めた。これら4氏は何と総称されるか。
- 四職
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- 惣村の指導者の名称は何か。
- おとな
長(おとな)・乙名(おとな)の他、沙汰人とも呼ばれた。
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- 天秤棒に商品を下げた商人の名称は何か。
- 振売
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- 能の幕間に演じられた芸能の名称は何か。
- 狂言
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- 1536年、法華一揆が延暦寺と衝突し、一時京を追われた事件の名称は何か。
- 天文法華の乱
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- 禅宗の思想を文学的な方法で表現した作品の総称は何か。
- 五山文学
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- 手工業者や商人の組合の名称は何か。
- 座
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- 16世紀半ばの大内氏滅亡後、活動を活発化させた倭寇は、14~15世紀の倭寇と区別して何と呼ばれるか。
- 後期倭寇
*前期倭寇の構成員が日本人であったのに対して、後期倭寇の構成員は中国人であった。1588年、豊臣秀吉が海賊取締令を出して沈静した。
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- 九州における南朝の勢力を平定した人物は誰か。
- 今川了俊(今川貞世)
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- 光明天皇の即位後、足利尊氏が幕府の政治方針を示すために発布した法令の名称は何か。
- 建武式目
建武式目の追加法は、建武以来追加という。
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- 室町時代の小歌の他、民間の童謡など310余首を収録する歌謡集の名称は何か。
- 『閑吟集』
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- 馬の背に荷物を載せて運搬した輸送業者の名称は何か。
- 馬借
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- 慈照寺銀閣の他に書院造がみられる、下図の書斎の名称は何か。
- 慈照寺東求堂同仁斎
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- 1399年、海上勢力を誇った守護が討伐された。この守護の名前、および討伐事件の名称は何か。
- 守護…大内義弘事件…応永の乱
事件後、大内は衰退したが、再び勢力を取り戻して日明貿易の権利を握った。
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- 惣村の共同利用地(山・森など)の名称は何か。
- 入会地
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- 禅僧で地方の人々を交わり、優れた漢詩文を残した人物は誰か。
- 万里集九
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- 南北朝の合体で、皇位が正統であると認められた天皇は誰か。
- 後小松天皇
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- 枯山水の代表作で、深い渓谷から流れ出た水がやがて川となって広がる様を表現した庭園がある。どの寺院の何という建物に属する庭園か。
- 大徳寺大仙院庭園
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- 世阿弥が著した能の理論書の名称は何か。
- 『風姿花伝』
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- 応仁の乱は、下図のように2大勢力が対立した。Bに適する人物で、東軍の将として足利義尚を後援したには誰か。
- 細川勝元
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- 正長の徳政一揆は、誰の将軍就任時に起きた「代始めの徳政」か。
- 足利義教
為政者が交代すると、世の中の関係が改まると考えられていた。
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- 12世紀頃から、琉球でも農耕生活が始まり、身分の格差が生じた。各地に現れた首長の名称とその拠点の名称は何か。
- 首長…按司拠点…グスク
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- 為政者が借金の帳消し、債務の破棄を公認することを何というか。
- 徳政