too little too late―少なすぎる、遅すぎる
湾岸戦争時、アメリカからの国際貢献の要請に、日本は10億ドルの支援をおこない、以後外圧に押されて30億、90億ドルを供出しました。日本の対応は「血と汗のない貢献」「小切手外交」など、アメリカを中心とする西側諸国の批判の的となりました。これを背景に、湾岸戦争後は海上自衛隊がペルシア湾に派遣され、最も困難で過酷な一帯の機雷除去にあたりました。諸外国の軍隊が見守る中、そして国内からの派遣反対を受ける中、自衛隊は掃海任務を果たしました。この派遣は、以降の平和維持活動参加への歴史的転換になりました。