江戸幕府の成立
徳川家康の政権
年 |
将軍 |
出来事 |
1598 |
家康 |
豊臣秀吉の死去⇒五大老筆頭の徳川家康が実権を掌握 |
1600 |
関ヶ原の戦い(×石田三成ら西軍) オランダ船リーフデ号、豊後に漂着 |
1603 |
家康、征夷大将軍に就任=江戸幕府の成立 |
1605 |
将軍職を子徳川秀忠に譲る=実権は家康が引き続き掌握 |
1609 |
秀忠 |
己酉約条
対馬の宗氏と朝鮮の条約
日朝貿易の再開
|
1612 |
直轄領に禁教令 *翌年、全国にキリスト禁止令 |
1614 |
方広寺の鐘銘事件⇒大坂の役(冬の陣) |
1615 |
大坂の役(夏の陣)⇒豊臣氏の滅亡 |
1616 |
徳川家康の死去⇒久能山に埋葬⇒のちに日光に改葬 |
方広寺の鐘
鐘銘「国家安康」「君臣安楽」
*「家康」を切り離す「国家安康」が、家康を殺す呪術だと解釈可能!?
徳川秀忠と徳川家光の政権
年 |
将軍 |
出来事 |
1635 |
家光 |
武家諸法度(寛永令)=参勤交代の義務化 |
1637 |
島原の乱 |
江戸幕府の統制
職制
3代将軍徳川家光の頃に完成
江戸幕府の職制
大名の統制
大名の種類・負担・処分
武家諸法度
大名統制のための法令
元和令(1615)
2代将軍徳川秀忠の名で発布
寛永令(1635)
3代将軍徳川家光の時に発布
参勤交代の義務化、大型船の建造禁止
宗教の統制
キリスト教
初期は貿易奨励のためキリスト教を黙認
後に弾圧に転じ、1612年に直轄領に禁教令(翌年、全国に禁止令)
島原の乱(1637~38)
領主の重税とキリシタン弾圧に農民が抵抗
反乱の鎮圧、幕府の統制力の強化
出羽国村山郡山口村の宗門改帳
*1674年の宗門改帳の一部
寺請制度
民衆は一家で一カ所どこかの寺院(檀那寺)に必ず所属
檀那寺は、民衆がキリスト教・日蓮宗不授不施派でないことを、宗門改帳(宗旨人別帳)に記載して証明
貿易の統制
初期の積極外交から鎖国へ
朱印船貿易
渡航先
ルソン(フィリピン)・アンナン(ベトナム)など
*シャム(タイ)の日本町の長であった山田長政はタイの王室で活躍
オランダ・イギリスとの関係
1600年、オランダ船
リーフデ号の漂着
オランダ・イギリスは平戸に商館を開設
*1623年、イギリスはオランダとの競争に敗れて商館を閉鎖
スペインとの関係
幕府:田中勝介をスペイン領メキシコに派遣(1610)
伊達政宗:支倉常長をスペインに派遣(1613~1620)
1624年、スペイン船の来航を禁止
ポルトガルとの関係
ポルトガルは中国産生糸の転売で巨利を獲得
糸割符仲間(1604)
特定商人(糸割符仲間)が輸入生糸を一括購入・販売
島原の乱後に来航を禁止(1639)
鎖国体制下の貿易
鎖国後も4つの窓口(長崎・対馬・薩摩・松前)で異国と交流
- 長崎口
オランダ・中国との貿易
- 対馬口
対馬藩の宗氏-朝鮮
- 薩摩口
薩摩藩-琉球王国
- 松前口
松前藩-アイヌ
*松前藩
商場知行制の実施(アイヌとの交易権を家臣に分与)
四つの窓口