ルネサンス

概要
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表記について

ルネサンス

ルネサンスとは

中世末期の西ヨーロッパで、人間性の自由・解放を求め、各人の個性を尊重しようとする文化運動が起こりました。
14~16世紀、ヨーロッパ各地に広がったこの運動を、再生の意であるルネサンスと表現します。
ルネサンスは、商業の盛んな地で早くから展開しました。
特にイタリアの フィレンツェ  は、 毛織物  工業で栄え、 メディチ家  が芸術家を保護してルネサンスの中心となりました。
ルネサンス期の学者や芸術家の多くは、権力者の保護のもとで活動しました。
保護者の存在上、ルネサンスは既存の政治・教会・社会体制を真正面から批判できませんでした。

ルネサンスの基盤-人文主義

ルネサンスでは、ビザンツ帝国やイスラーム圏を介して伝えられたギリシア・ローマの 古典文化が重視されました。
古典文化から人間らしい生き方を追及する精神を 人文主義  ヒューマニズム )と呼びます。

ルネサンスの発露

文人

 ダンテ 
フィレンツェを中心とするトスカナ地方の日常語で  神曲 』を著述
 ボッカチオ 
人間社会の喜怒哀楽を描く『ボッカチオ』を著述
 チョーサー 
「英詩の父」と称され、未完に終わった大作『 カンタベリ物語  』を著述
 エラスムス 
ネーデルラント出身の人文主義者で、『 愚神礼賛ぐしんらいさん  』を著して堕落した教会の権威を風刺
 マキァヴェリ 
『君主論』を書き、政治を宗教から切り離した政治観を主張
 ラブレー 
15、16世紀のフランス=ルネサンスを代表する作家で、巨人を登場人物とする『ガルガンチュワ物語』などを著述
 シェークスピア 
エリザベス1世の治世に活躍した文人で 、16世紀当時の社会状況を反映した戯曲『 ハムレット 』『 ヴェニスの商人 』などを著述

芸術家

ミケランジェロ
『ダヴィデ像』を製作
 レオナルド=ダ=ヴィンチ 
遠近法を利用して『 最後の晩餐ばんさん  』を描画
ラファエロ
『聖母子像』『アテネの学堂』が有名
デューラー
深い精神性を感じさせる、重く沈んだ画風が特徴

科学者

 コペルニクス 
古来の天動説を疑い、『天球の回転について』を著して 地動説  を提唱
 グーテンベルク 
15世紀に 活版印刷術を改良・実用化